判例とその読み方

判例とその読み方

判例とその読み方

昨日のコメント欄でも紹介がありましたが、最近、改訂版が出て、私も1冊買い求め、中野次雄先生執筆による、最初のほうを、少しずつ読んでいるところです。これが最初に出た時から持っていますが(振り返れば20年余り前で、古い話です)、変わらぬ有用性というものを読んでいて感じますし、中野先生執筆の部分を読んでいると、中野先生の講義を受けていた際の語り方といったことが思い出されてきて、何とも言えない懐かしさといったことも感じます。
法学部生や法科大学院生が、これを最初に読んだ際には、やや難しく感じるかもしれませんが、あまり気にせず読めるところから読み、難しいと感じたところは時間をおきながら読み返し徐々に理解することで、成文法の国における判例の機能、重要性といったことが(私もいまだによくわかっていませんが)、徐々に理解できるようになるのではないかと思います。