【日本の議論】グーグルの無料サービスに“落とし穴” 「情報」めぐるトラブル多発の行方は

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081221/crm0812211201008-n1.htm

今年になってかなり問題になったグーグルマップ、ストリートビューについて、わかりやすくまとめてあります。

グーグル日本法人の広報担当者は、サービスとユーザー意識との乖離があるのでは、との指摘について「一つの見方であり、別の多くの見方がある。職場や家庭、教育現場でもサービスの活用が進んでおり、情報の民主化が社会を豊かにすると強く信じている」とコメントした。

広報担当は、さすがにロボットではなく人間だろうと思いますが、ロボットが答えたような、ずれた、はずしたコメントですね。今、問題になっているのは、情報の民主化が社会を豊かにするかどうかということではなく、グーグルが提供するサービスが、ある時は人々のプライバシーを直接的に侵害し、ある時はサービス自体に内在する不親切さ故に本人が意図しないプライバシー公開を来しているということでしょう。こういう広報をやっているようでは先が思いやられます。
ヤフーもそうでしたが、サービスを大きく展開すればするほど、種々の問題が発生し、乗り越えるべきハードルはどんどん高くなるというのが、インターネットでサービスを提供する企業の一種の宿命ではないかと思います。今までは、バラ色でのみ語られることが多かったグーグルにとって、試練の時がやってきているということでしょう。