相次ぐ硫化水素自殺 市販薬剤で、巻き添えも

http://www.47news.jp/CN/200804/CN2008041901000076.html

昨年7月、神奈川県秦野市の男子大学生(21)が自宅で硫化水素中毒となり死亡。兄(23)と母(49)も病院に運ばれ、その後死亡した。薬剤の瓶が多数見つかり、県警は学生が自殺を図り意図せず家族を巻き添えにしてしまったとみている。

自殺そのものは、現行の刑罰法令では処罰されておらず、したがって、自殺しようとする人がいた場合、警察として「捜査」ではなく、あくまで「保護」するために動くことになって、その活動にも制約が出てきます。例えば、自殺しようとしている人がいる、というだけでは裁判所の令状はとれません。
しかし、上記のような悲惨な例を見ていると、自分で自分の命を絶つのだから処罰しません、では済まない状況になってきているようにも思います。自殺を、予備も含めて処罰対象にし(法定刑は低くとどめておくべきでしょう)、人命が損なわれないよう、警察が十分動けるようにしておくことを、真剣に検討すべきかもしれません。