「第〇〇期の〇〇です」

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q119600856

を、たまたま見たところ、

前に弁護士さんと合コンやったときに
「第〇〇期の〇〇です」と
合格した年度だかなんだか??を言われたことありますよ。
弁護士さんには当たり前のようですが、わからないのに
世界が狭いなーと思っちゃいました。

とあり、やはり、こういう受け取られ方をするんだな、と思いました。
これは、合格した年度、ではなく、司法研修所の修習期のことです。私の場合、昭和62年採用の41期ですから、合コンで言うことはありませんが(笑)、法曹が集まった際などに、「41期の落合です」という自己紹介をすることはあります。
法曹界の場合、中央省庁での「入省・入庁年度」、企業での「入社年度」に該当するのが、修習期ということになります。人により、合格する年齢はまちまちであり、通常は司法試験に合格した後、すぐに司法修習に入りますが、人によってはそうではない場合もあり、結局、法曹としてのキャリアを見る場合、修習期で見る、ということになります。
かくして法曹界で序列ということが形式上、問題になる場合は修習期で見ることになるので、自然と、「第〇〇期の〇〇です」といった言い方が癖になってくる、という面はあるでしょう。
やや余談ですが、私の場合、司法試験に合格して司法研修所に入るのは早かった(それで、今年44歳で法曹歴20年目になってしまうのですが)ため、大学での先輩が、司法修習では後輩になって、何となくやりにくいな、と思っていた時期がかつてはありました。
しかし、合コンのような場で、上記のような言い方をする必要はないはずで、上記のような反応(おそらく、その場にいた女性によるものではないかと思いますが)を招き、もてない、相手にされない、ということになってしまいかねません。
閉鎖的な部分社会内での慣習というものが、社会外の人にとっては違和感があり、快くは思われない、という一例という印象を受けました。