http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007062700251
先日、東京高裁で判決が出た事件ですが、
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20070615#1181872882
最高裁の判断が注目されます。上記のエントリで、
結果の重大性(殺害被害者2名)や犯行態様の残虐性等からは、死刑適用が十分考えられる事案であり、正に、死刑か無期か、ぎりぎりの事案ではないかと思われますが、計画性の点や不遇な境遇などから、裁判所が、ぎりぎりのところで死刑適用に踏み切れなかった、という印象を強く受けます。
被害者2名の強盗殺人において死刑適用が回避された事例で、今後、量刑資料として参考にされる可能性が高いと思います。
とコメントしましたが、検察庁としては、この判決をこのまま確定させてしまうと、検察庁が目指す「厳罰化」の大きな障害になると強く憂慮し、異例の上告に踏み切った、ということでしょう。