「男児を期待」法相発言に遺憾の意伝える 宮内庁長官

http://www.asahi.com/national/update/0912/TKY200609120325.html

杉浦法相が出産前日の5日に「男児誕生を期待している」と発言したことについて、「出産を控えた妃殿下の気持ちを考えると、軽々におっしゃるのはいかがなものか」と述べ、遺憾の意を秘書官を通じて伝えたことを明らかにした。

妃殿下が、このような法務大臣の発言を聞いていたとも思えませんが、出産の5日前になって、このようなことを口走っても何の意味もなく、宮内庁長官が言うことは、もっともだと思います。
法務大臣は、

http://www.asahi.com/national/update/0912/TKY200609120203.html

杉浦法相は05年10月の就任会見で「(死刑執行命令書に)サインしません」と発言したが、その直後に「個人としての心情を吐露したもの」として事実上撤回。ただ、その後の会見でも「他人の命を奪うことは理由のいかんを問わず許すべからざることだという気持ちが根底にある」と強調した。

といったことをやったこともあり、法務大臣が発する言葉の重み、それだけに慎重な発言をしなければならないことが、よくわかっていないようです。
前の法務大臣にしても、現在の法務大臣にしても、とても法務大臣の器とは思えず、法治国家・日本の法務大臣がこの程度の人物達で良いのかと、寂しい気持ちになります。

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20051030#1130683187
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050330#1112191744

追記:

死刑に関する法務大臣の上記発言については

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20051101#1130771935

とコメントしたことがあります。
厳しいことばかり言うようですが、それだけ重責を担っている、ということを、是非、自覚していただきたいものです。>法務大臣