<首相靖国参拝>小泉首相、靖国神社に参拝

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060815-00000011-mai-pol

首相が「8・15参拝」に踏み切ったのは、首相参拝を支持する安倍晋三官房長官自民党総裁選での優位が揺るぎない情勢で政局への直接的な影響が回避でき、退任を控えての参拝なら中韓両国の反発も限定的との判断からとみられる。小泉首相の参拝への反発から中韓両国は首脳交流を凍結しており、今回の参拝で反発を強める近隣諸国との関係改善は次期政権の課題となる。

この問題に関する私の思いは複雑ですね。私自身、2人の祖父は広島に投下された原爆の影響で早くに亡くなっている上、個人的に歴史・戦史には興味があるので、靖国神社が鎮魂のために果たしている役割、国民の思いというものは理解できます。
その一方で、日本国憲法上の政教分離原則の重要性は法律家の端くれですから当然理解していますし、戦前に靖国神社が果たした役割やA級戦犯合祀問題等から中国などの諸外国が強く反発していることも、全面的にではありませんが理解できるものがあります。
この問題は、戦前から戦後にかけて、奇跡的な復興を遂げ歴史的な繁栄を達成した日本が抱える、一種の業のようなものであり、解決へ向けて、長く苦しい道のりをひたすら歩いて行くしかない、という感を強く持っています。