<覚せい剤>密売人に注射器50万本 埼玉の女性業者ら送検

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060809-00000118-mai-soci

調べでは、経営者ら2人は、北九州市戸畑区のパート店員の女性被告(33)=同法違反(営利目的所持)の罪で公判中=に、インスリン注射用の使い捨て注射器300本を販売した疑い。被告は覚せい剤とセットで注射器を常習使用者に密売していたとみられ、2人はこれを手助けした疑いが持たれている。

「けしからん」ことであることは間違いないのですが、「けしからん」と、「犯罪であること」は、分けて考える必要があるでしょう。
「営利目的所持幇助」容疑と、記事にはありますが、注射器の販売行為と、覚せい剤の営利目的所持の結び付きがよくわかりません。所持行為を、注射器の販売によって幇助する、という関係にあるとは考えにくいと思います。その辺の事情が影響して、身柄事件ではなく書類送検にとどまっているのかもしれません。
ただ、この事件が最終的に嫌疑不十分などで不起訴になっても、「書類送検!」と報道されたことで、警察としては、防犯効果が期待でき一定の目的が達成されたと考えている可能性もあると思います。