- 作者: 小和田哲男
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2005/10/15
- メディア: 新書
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NHK大河ドラマ「功名が辻」は、なかなかおもしろいので毎週見ていますが、司馬遼太郎の原作は、結構長いので、時代考証者である小和田教授によるこの本を先に読んでおこうと思い、一通り読みました。
山内一豊の生涯がよくわかり、参考になりましたが、感じたのは、山内一豊が、豊臣秀次の宿老の際には豊臣秀吉との確執に深入りせず、その後の秀吉死去後は、徳川家康に接近してその評価を得られるような行動をとって、結局、土佐一国の領主となったことでした。要するに、世渡り上手、ということですね。一豊の妻の千代も、確かに、夫を側面から巧みに援助しており、歴史上、その名が喧伝されるだけあるな、と思いました。