「病の弁護士、覚悟の法廷 布川事件、もうひとつの闘い」(9月22日・日経夕刊)

昨日の日経夕刊に、上記の記事が出ており、布川事件の再審請求に尽力し2年前に亡くなった山川豊弁護士(当時56歳)が紹介されていました。
記事によると、同弁護士は、上記事件で、進行し手術が不可能な肝臓がんであることが判明した後に、病をおして法医学者に対する重要な証人尋問に立ち会い、「おれはやったぞ。あとは頼んだ。」と言い残し、翌月、亡くなったということでした。
布川事件の今後については、水戸地検による即時抗告も予想され、予断を許さないものがありますが、弁護士が金儲けだけで動いているわけではなく、こういった献身的な働きをしている場合もあることは、広く知られてよいことではないかと強く感じました。