政権かけて権力闘争《追跡 政界流動》

http://www.asahi.com/politics/update/0809/007.html

小泉首相が政権についた時から、いつかは、この日が来るのではないかと思っていましたが、遂にやってきたという感じですね。
思うに、日本の歴史の中で、変革は常に混沌、混乱の中から生まれています。小泉首相の場合は、「本能寺の変」の自作自演といったところでしょうか。自ら政局を作り出し、抵抗勢力を政局の渦の中に引っ張り込んで、一気にせん滅、排除しようとしているのだろうと強く感じます。
小泉首相は、歴史に造詣が深いと聞きますが、歴史を学んでいると、巨視的に物事を見る傾向が出てきます。自民党が政権を失うリスクを犯しても、今後も続く日本の歴史の中で、ここは妥協せず、自らが目指す改革について国民の信を問い、政権基盤を強化するという選択を捨て身で行ったのが、今回の解散でしょう。
小泉首相の目論見が成功するにしても、あるいは失敗するにしても、日本は新たなステージに突入することになりそうです。