最高裁:迅速化検証結果 刑事事件の審理には時間

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050716k0000m040116000c.html

高裁で国選事件の弁護人をやっていると、巨大な壁に向かってテニスの壁打ちをしているような感じで、ほとんど何を言っても通らないという状態なので、これだけ何を言っても通らなければ、絶望した被告人に、「もう犯罪を犯すのはやめて2度と高裁に来ないようにしよう」と思わせる犯罪抑止効果すらあるのではないか、と、ふと思うことがあります。
連日開廷は、特に弁護人にとって負担が大きく、裁判所、検察庁組織力に物を言わせて肥え太り声高に笑い、弁護士がどんどん疲弊して崩れ去って行き、そこに、無気力・無関心な裁判員が裁判所、検察庁に加勢することで、有罪(冤罪も含む)の山がどんどん大きくなって行く、ということになるかもしれません。