地球最前線:「日系人強制収容、正当だった」論争 米ワシントン州の島、揺るがす

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/usa_c/news/20041025ddm007030077000c.html

太平洋戦争中の、米国における日系人強制収容が、現在のテロの脅威との関係で、論争の対象になっており、興味深い記事です。
歴史教育について、私が前から思っているのは、まず、「何があったか」という「事実」の部分をきちんと教えた上で、それがどういった考え方に基づいていたか、とか、歴史の中でどのように位置づけられるべきか、といった、「評価」が入るような部分については、いろいろな考え方、見方を幅広く紹介すべきではないか、ということです。日系人強制収容についても、ただ、一方的に、「間違っていた」「いや、正しかった」といった結論部分を教えても、あまり意味はなく、学ぶ人が、いろいろな考え方、見方に接した上で、自分なりの見識が養えるような教え方が必要であると思います。