情(なさ)けは人(ひと)の為(ため)ならず

コメントいただいたので、念のため、三省堂「故事ことわざ・慣用句辞典」(Web Dictionary)より。

情けを人に掛けるのは、その人の為になるだけではない。栄枯盛衰は世の常、いつ他人から情けを受ける立場にならないとも限らない。人に情けを掛けておけば、いつか巡り巡って自分によい報いが返って来る。善行は結局は自分にも返って来るものだから、人には親切にせよ、という教え。

[注意] 近ごろは、「人に情けを掛けることは、自分または相手の為(ため)にならない」と自己中心的に解釈している者がいるという。伝承のことわざを誤って理解してはならない。