女性警察官殺害後に自殺か、警視庁巡査「結婚も終わりかも」

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20140413-00000002-jnn-soci

巡査は蔵前警察署の上司に対し、「結婚も終わりかもしれない」と泣きながら話していたということです。

先月下旬に結婚する予定でしたが、業務上の不祥事で警視庁の内部調査を受けたことから結婚が延期となっていて、警察は、2人の間に婚約解消をめぐるトラブルがあったとみて調べています。

警察官が警察官を殺害した容疑、しかも自殺、2人とも死亡という重大な結果が生じていて、私も事件を知って驚きましたが、上記のような経緯を見ると、順風満帆で来たところに、それががたがたと崩れて、パニック状態に陥ったのではないか、ということを感じます。男性巡査の名前で検索をかけてみると、有名大学の出身者で該当する人物がいて(卒業年から見て本人のようです)、生前の本人を知っているわけではないものの、そうした経歴の人物にありがちな弱さ、脆さといったことを想像させるものがありました。
蔵前署の上司が、「泣きながら話していた」のに対し、どういう対応をとったかはわかりませんが、まだ若い、未熟さがある人が精神的に動揺している際の対処には慎重さが求められ、対応如何によっては人を生かすこともあれば、そうならないこともある、ということを感じました。

2014年04月12日のツイート

集団的自衛権:「砂川判決は根拠ではない」礒崎首相補佐官

http://mainichi.jp/select/news/20140413k0000m010104000c.html

礒崎氏はまた、2001年の米同時多発テロの後にイギリスなどが集団的自衛権を行使し、米国とともにアフガニスタンを攻撃したことに触れ「日本はそういうことはしない」と指摘。そのうえで「(日本は)必要最小限度でしか個別的自衛権も行使できないので、遠くに行って戦争なんて絶対にしてはいけない」と述べ、集団的自衛権の行使が認められても、従来の憲法解釈の積み重ねにより行使できる範囲は限られるとの見通しを示した。

従来、政府が一貫して主張してきた憲法解釈では、行使できるのは個別的自衛権の範囲内であり、そのための必要最小限度の武力行使も「日本を防衛する」という明確な目的の下に限定されたものでした。しかし、一旦、集団的自衛権行使まで認めることになれば、それは

集団的自衛権―砂川判決のご都合解釈
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20140406#1396793731

でコメントしたように、「他の国家が武力攻撃を受けた場合に直接に攻撃を受けていない第三国が協力して共同で防衛を行う国際法上の権利」ですから、自国の防衛という枠は外れてしまうわけで、日本が武力行使をする上で、従来、厳格に限定してきた憲法上の制約は解かれてしまうことになります。「必要最小限度でしか個別的自衛権も行使できないので、遠くに行って戦争なんて絶対にしてはいけない」などといくら口では言っていても、個別的自衛権とは異なるステージへ足を踏み入れているわけですから、極めて危険なことになってしまいます。
そもそも集団的自衛権は、自国の防衛に関わらなくても他国が攻撃されたら助けてあげましょう、という、国際法上で新設された権利であり、日本は、憲法上の制約がありそれは行使できない、他の手段で国際貢献する、という路線を採ってきたもので、一旦、集団的自衛権の行使を容認すれば、その時々の国際情勢に翻弄されながらずるすると戦争に巻き込まれてしまうということになりかねないと危惧されます。集団的自衛権容認論者は、そこを、法律や国会の関与等で限定しようとするようですが、従来の、憲法上の制約に比べ、はるかに低い、緩い縛りでしかなくなってしまい、特に米国から、様々に圧力もかけられつつ共同した武力行使を強いられるといった事態も想定されます(近くの半島の寒い国を一緒に攻撃しよう、そうしないと日本の防衛に支障をきたしかねない、等々)。そして、一旦、集団的自衛権を行使すると宣言した以上、共同して対処する「敵」からは、集団的自衛権で括られた、一体となった「敵」でしかありませんから、日本全土が攻撃対象になる可能性、危険性は、個別的自衛権行使の枠内にある時よりも飛躍的に高まることになると思います。
従来の憲法解釈の積み重ね、ということを言うのであれば、日本の安全保障上、個別的自衛権の行使や警察権の行使(例えば離島に軍事活動にまで至らない武装住民が上陸するような事態には警察活動による検挙、排除といった方法もあるでしょう)といった、現行の法令やその改正で対応できるものは対処し、武力行使ができないところは他の手段で国際貢献する、それでどうしても対処しきれない点はどこまであるのか(撃ち落とせもしないミサイルを撃ち落とすといった机上の空論ではなく現実問題として)を、今一度、冷静な視点で整理してみる必要性を感じます。

<札幌・連続ボンベ爆発>6件目予告に厳戒 劇場型の様相

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140413-00000006-mai-soci

差出人は、「犯行声明」や「犯行予告」を送りつける大胆かつ古典的な手法を取る一方、筆跡を特定されないよう工作するなど繊細な面もある。捜査関係者は「インターネットやメールになじみが無い人物の可能性もある」と推測。便箋や封筒の販売ルートを分析しているが、「大量生産品を使っていれば、差出人にたどり着きにくい」と漏らす。

劇場型犯罪」として犯罪史上に残る、かつてのグリコ・森永事件でも、脅迫文などで使われた機器で犯人を特定しようと捜査が行われましたが、結局、絞り切れなかったという経緯がありました。こういった昔ながらの方法のほうが、インターネットを使うより身元が特定されにくいという性質は確かにありそうです。
この種の犯罪では、犯行予告→犯行、その間、前後の報道というプロセスが繰り返され、犯人にしてみればおもしろくてたまらず、ますます犯行がエスカレートしてしまうという、一種の悪魔的な悪循環に陥りがちです。爆発物を仕掛けるなど、身を潜めているだけでは実行できない犯行ですから、警察当局は、様々な情報を迅速に解析して、一刻も早く犯人検挙へと結びつけなければなりませんし、近隣住民の方々は、危険な場所には極力近寄らず、身の安全を最優先させるべきだと思います。

「炎の料理人」周富徳さん死去 71歳 「料理の鉄人」など

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140413-00000086-spnannex-ent

軽妙な話術と手際のいい調理法からNHK「きょうの料理」などの講師を担当。ほかにも、テレビ東京浅草橋ヤング洋品店」フジテレビ「たほいや」などテレビ番組に多数、出演。94年にはNHK紅白歌合戦にもゲスト出演した。

今では珍しくありませんが、料理というものを、ただ食べて楽しむだけでなく、作る人のキャラクター、作るプロセスなども含め楽しむ、食のエンタテインメント化の先駆者的な位置にいたのではないかと思います。明るい語り口、軽妙、鮮やかな手さばきは、今でも脳裏に蘇るものがあり、懐かしさとともに思い出す人も多いことでしょう。
まだ活躍できる年齢であっただけに残念ですが、その姿は、今後も長く人々の心の中に残ることだろうと思います。ご冥福をお祈りします。