<札幌・連続ボンベ爆発>6件目予告に厳戒 劇場型の様相

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140413-00000006-mai-soci

差出人は、「犯行声明」や「犯行予告」を送りつける大胆かつ古典的な手法を取る一方、筆跡を特定されないよう工作するなど繊細な面もある。捜査関係者は「インターネットやメールになじみが無い人物の可能性もある」と推測。便箋や封筒の販売ルートを分析しているが、「大量生産品を使っていれば、差出人にたどり着きにくい」と漏らす。

劇場型犯罪」として犯罪史上に残る、かつてのグリコ・森永事件でも、脅迫文などで使われた機器で犯人を特定しようと捜査が行われましたが、結局、絞り切れなかったという経緯がありました。こういった昔ながらの方法のほうが、インターネットを使うより身元が特定されにくいという性質は確かにありそうです。
この種の犯罪では、犯行予告→犯行、その間、前後の報道というプロセスが繰り返され、犯人にしてみればおもしろくてたまらず、ますます犯行がエスカレートしてしまうという、一種の悪魔的な悪循環に陥りがちです。爆発物を仕掛けるなど、身を潜めているだけでは実行できない犯行ですから、警察当局は、様々な情報を迅速に解析して、一刻も早く犯人検挙へと結びつけなければなりませんし、近隣住民の方々は、危険な場所には極力近寄らず、身の安全を最優先させるべきだと思います。