東京都心で大震災起きたら… 環7内側全面通行止め、信号停止大パニックに

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110606-00000102-san-soci

仮に東京で震度6弱以上が観測され、大規模な災害が発生した場合には、運転自体が実質的に不可能になる。
都の防災計画では、けが人の救助に向かう救急車など緊急車両通行のため、23区の外周部を結ぶ環状7号−国道246号の内側の地域は全面通行禁止とされることになっている。
ほかの地域でも、首都高や主要一般道など計37路線が通行禁止になり、都の中央部を縦断する国道16号から東側は隣接県から都内への出入りが禁止され、西側でも都心方向への進入は禁止される。
「このルールを守らず運転を続ければ、震災に加え、事故が多発する」。ある警視庁関係者は、こう警告する。
大震災では、建設物倒壊で道路が寸断され、停電でほとんど信号機が止まることも予想されるからだ。

上記のような大震災が発生した場合、通行禁止地域を走行中の車両は多数にのぼり、そこから脱出しようとする車両、様々な理由でそこへ入ってこようとする車両で、大混乱が起きることは必至でしょうね。信号機が止まったことで、都内各地で事故が起き、混乱に拍車をかけ、緊急車両が通行不能になるということお、かなりの可能性で起きるでしょう。地震の規模によっては、道路沿いの建物が倒壊し道路が寸断されるということも起きる可能性もあると思います。その中を、3月の大震災発生時のように、交通機関が途絶したことによる、大勢の帰宅困難者が徒歩でさまよい歩くことになって、収拾がつかない混乱が続くことは確実です。
そういった事態を、完全に防止はできないとしても、混乱を抑え込むため、実効性のある対策や啓発活動は急務でしょう。危機は正にすぐそこに迫っているかもしれません。

2011年06月05日のツイート

接見渋滞

http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20110606#1307323816

被疑者国選弁護制度もでき、被疑者段階で弁護人がつくケースが大きく増えているため、こうした渋滞が生じているのでしょうね。
警察署の中でも、最も古いタイプ(今ではかなり少なくなっていますが)では、接見室が1つしかなく、しかも、それがものすごく狭くて、弁護人が1人入ればやっと、という状態です。その後に建築された警察署では、徐々に接見室の状態が改善されてきますが、まだ1室しかない(新しい警察署では複数の接見室が設けられるようになっていますが)ところも多く、弁護士が2人、3人と同じ時間帯に接見に来ると、場合によっては1時間どころか2時間、3時間と待つことにもなってしまいます。警察によっては、留置係が機転を利かせて、予め連絡してきた弁護士に、来る時間やかかる時間を聞き、事実上、調整しているところもあるようですが、弁護士も、予定通りに警察へ行けるとも限らず調整もなかなか難しいのは事実でしょう。
対策としては、当面は、上記のエントリーで取り上げられている文書にあるように、接見に行った弁護士相互で融通し合いつつ、接見室を増設するしかありませんが、警察署内のスペースも限られていて、そこもなかなか難しいものはあります。
韓国で行われているようなインターネットのビデオチャット機能を使った接見や、既にごく一部で行われている電話接見を、さらに拡充するということも積極的に検討、実施する必要があるでしょう。

情報社会と刑法(園田寿)

情報社会と刑法

情報社会と刑法

先日、法政大学多摩キャンパスで行われた刑法学会の際、この本を買おうと思っていたのですが、ドタバタしているうちに買いそびれ、園田先生から贈っていただきました。ありがとうございました。>園田先生
インターネットに絡む、いわゆるサイバー犯罪は、ネット社会の進展に伴い増加し、日本だけの問題ではなく世界的な問題なっていますが、勉強しようとしても、どういったところから手を付けて良いのか、わかりにくいものです。まとまって取り上げた本も、ありそうで意外とないもので、特定の問題点について資料を探すと、あちらこちらから論文等を引っ張り出してくる必要性があったりして、結構、面倒なものです。
その点、この「情報社会と刑法」は、この分野に関する園田先生による過去の論文、論考がまとめられ、これ自体が、日本のサイバー犯罪史を反映したもので、問題点を横断的に取り上げた形になっている上、これを読むことで、この分野で問題になる点を大づかみに理解することが可能で、一種の基本書としても使えそうです。
この分野に興味を持つ人は、手元に置いて、必要に応じ取り出し読むべき1冊、ということになると思います。

ドコモ携帯の一部、通信障害回復せず…午後8時

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110606-00001019-yom-soci

NTTドコモの携帯電話「FOMA」と「mova」の一部で、6日午前8時半ごろから通信障害が発生し、音声通話やメールなどのパケット通信がつながりにくいトラブルが起きた。
音声通話は、約10時間後にいったん回復したが、午後7時30分頃から、再び通信料が増えたためつながりにくい状態になり、午後8時時点でも回復せず、異例の事態となっている。
同社によると、関東甲信越の加入者情報を照会するドコモのサーバーが故障したことが原因。関東甲信越の1都9県で契約した利用者約2454万人のうち、約172万人に影響が生じた。

私は、音声通話は専らドコモを利用していますが、特に障害はなく使えたので、上記の約172万人には入っていなかったのでしょう。データ通信はドコモ回線でテザリングしていることもありますが、今日は、上記の障害を避けてauのHTC EVOでつないでいました。
私のような物好きは、複数回線を持っていて、ドコモがダメならAUやそれ以外のキャリアで、と障害を回避できますが、普通は携帯1回線ですから、このような深刻な通信障害は、社会生活に相当な影響を与えてしまいます。ドコモには、第二のみずほにならないよう、再発防止策を徹底して講じてほしいものです。