経費節減で兼運転手 全国で常態化 指導者に負担

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009071202000070.html

私立柳ケ浦高校のバス横転事故は、連日の部活動でコーチを務める教諭が部員の送迎で運転手役も担うことの問題点を浮かび上がらせた。同校側は「日々の練習もあり運転は酷だった」と反省を口にする。ただ、経費節減などを目的とした指導者の運転手兼務は全国的に常態化しており、改善には困難が伴うのが実情だ。

ある佐賀県立高の野球部顧問によると、遠征時などでバスを借りると短時間の移動でも一台数万円、一泊になれば約十万円の出費を強いられる。このため、保護者の費用負担軽減なども考慮して多くの監督や部長が大型免許を取得し、野球経験がなくても免許を持っているため部長などに就くケースもあるという。この顧問は「指導の傍らで遠征のため早朝から運転するのはきついし、事故を起こせば補償問題も起きる。嫌だが、節約のためには仕方ない場合も多い」と話した。

私自身も高校野球の経験があるのでわかりますが、高校野球硬式野球というものは、何かとお金がかかるもので、道具、ボール等にかかるお金も馬鹿になりませんし、強豪チームでは、遠征に行き様々なチームと練習試合を行うということもするので、ますますお金がかかってくるものです。道具も沢山あるので、移動にはバスを利用し、部長や監督が運転することで経費を節約するということは、そういった状況の中ではやむをえない面があり、それをやめろというのは無理でしょう。
事故を根絶することは難しいとしても、安全対策を徹底して、今回のバス横転事故のような重大死亡事故にまで発展しないようにすることは必須であり、例えば、せめて座席のシートベルトは完備させ走行時の装着を徹底させるなど、すぐにできることは速やかに導入する必要があるでしょう。

首相、14日にも解散の意向 8月上旬衆院選を想定

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090713/plc0907130202000-n1.htm

東京都議選の敗北を受け、自民党内で「麻生降ろし」が加速するのは確実だが、首相に応じる気はなく、自らの経済・外交政策で国民の「信」を問う考えを示している。ただ、解散に反対する閣僚が続出したり、公明党が連立離脱に動き、首相が退陣に追い込まれる可能性もある。

都議選が自民党惨敗で終わり、この流れのまま総選挙になることは確実なので、麻生首相がいくら力んで信を問うても、厳しい結果になることは目に見えているでしょう。
連立与党の公明党としては、先がないとしか思えない自民党と無理心中するまで義理はない、ということで、記事もあるように、連立から離脱するということも、十分あり得ることではないかという気がします。
麻生首相も、今まで解散せず引っ張るだけ引っ張ってきましたが、遂に、最も追い込まれた形での解散となりそうです。暑い中の選挙になりますが、巻き込まれる方々は頑張ってください。

講談社に847万賠償命令 貴乃花記事、謝罪広告も

http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009071301000566.html

大段亨裁判長は「記事の大半は的確な証拠による裏付けを欠き、重要部分が真実と認められず、夫妻などへの関係者取材もしていない」と指摘した。
野間社長については、貴乃花親方側から抗議を受けた講談社が、「今後は取材の機会を持ちたい」と回答した07年6月の時点で名誉棄損の危険を認識したのに、防止策を講じなかった過失があるとした。

私も原告代理人の中に入っている事件ですが、比較的高額の賠償が命じられていること、被告の社長の責任が認められていることが特徴でしょう。
提訴準備の際、記事のコピーを読みながら、ラインマーカーで線を引いたりしていた頃のことが、送られてきた判決文の写しを読みながら思い出されました。