殺害された元厚生次官 汚職事件後、立て直しに尽力

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/196719/

山口さんをよく知る医事評論家の水野肇さんは「岡光事件の後、厚生省がどうにもならない雰囲気にあった中を引き継いで、事態の収拾に努めた。非常に誠実で立派な人。恨まれるような人ではなく、非常にショックだ」と話していた。

私は、被害者の方を知りませんが、水野氏がそのように言うのであれば、確かにそうなのだろうと思いますね。
以前、水野氏の著書である

誰も書かなかった厚生省

誰も書かなかった厚生省

誰も書かなかった日本医師会

誰も書かなかった日本医師会

を読んだことがあり、感想を簡単にコメントしたことがありますが、

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20050731#1122786084

長年、厚生省やその周辺をウオッチしてきたその見方には、かなり参考になると感じた記憶があります。その分野について、歴史や経緯を知りたい、という場合には、必読文献と言えるでしょう。

グーグル、「ライフ」誌の歴史的写真をネット公開--目標は1000万点

http://japan.cnet.com/marketing/story/0,3800080523,20383887,00.htm

LIFEの写真は、1000万点のうち約20%がすでに「Google Image Search」から入手可能で、キーワードで検索することができる。また、向こう数カ月のうちに、さらに写真を追加していく計画だという。

これはおもしろく、また、役立ちそうですね。日本の報道機関や雑誌社等も、蓄積した写真を死蔵せず、こういった方法で広く人々が目にできるようにしてほしいものです。

山口さん宅に複数土足跡=午後6時前に着信履歴−元次官妻事件でも侵入か

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000071-jij-soci

さいたま市南区の元厚生事務次官山口剛彦さん(66)夫妻が殺害された事件で、山口さん宅1階屋内から、複数の土足跡が見つかったことが20日、埼玉県警などの捜査本部の調べで分かった。犯人が室内に上がり込んだとみられる。
東京都中野区の元厚生事務次官吉原健二さん(76)宅の妻靖子さん(72)刺傷事件でも、男が室内まで侵入した疑いがあり、捜査本部は犯人の行動経路を調べている。

家族を含めて殺害することを狙っていただけでなく、何らかの物品を持ち出すことも併せて狙っていた可能性があるでしょう。複数の土足跡があったということは、少なくとも犯人は単独ではないということであり、今後、犯行の組織性や背後関係が、ますます問題になってくると思われます。
犯行の動機を有する者が多数いるだけに、捜査は容易ではなさそうですが、捜査1課的な捜査手法だけでなく、公安捜査的な手法(背後関係から犯人を絞り込んで行くなど)も、併せて使ったほうが良さそうな気がします。