http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081120-00000071-jij-soci
さいたま市南区の元厚生事務次官山口剛彦さん(66)夫妻が殺害された事件で、山口さん宅1階屋内から、複数の土足跡が見つかったことが20日、埼玉県警などの捜査本部の調べで分かった。犯人が室内に上がり込んだとみられる。
東京都中野区の元厚生事務次官吉原健二さん(76)宅の妻靖子さん(72)刺傷事件でも、男が室内まで侵入した疑いがあり、捜査本部は犯人の行動経路を調べている。
家族を含めて殺害することを狙っていただけでなく、何らかの物品を持ち出すことも併せて狙っていた可能性があるでしょう。複数の土足跡があったということは、少なくとも犯人は単独ではないということであり、今後、犯行の組織性や背後関係が、ますます問題になってくると思われます。
犯行の動機を有する者が多数いるだけに、捜査は容易ではなさそうですが、捜査1課的な捜査手法だけでなく、公安捜査的な手法(背後関係から犯人を絞り込んで行くなど)も、併せて使ったほうが良さそうな気がします。