缶ビール・たこ焼き・刺し身…「あしき慣習」霞が関全体に

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080625-OYT1T00731.htm?from=top

人事院では約7年間、乗車する度に缶ビール3本と栄養ドリンク1本ずつを受け取って飲み、計1000本に達した猛者もいた。

公務員倫理の観点から問題がある行為であると同時に、こういったところでしか楽しみが見出せない、公務員の切なさ、空しさといったことも、元公務員として感じるものがあります。
能力、意欲のある若者であればあるほど、こういった不祥事を知り、公務員を目指さなくなるのではないかと思われ、長期的に見て大きな損失となって跳ね返ることが憂慮されます。
公務員としての身の処し方、といったことを根本的に考え直して行く必要性を、公務員全体で考え直すべきではないか、という気がします。国民も、叩きまくるだけでなく、そういった見直し、再検討ということを見守る視点も持つべきでしょう。

弁護士の卵も就職難?未定者が倍増、日弁連調査

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080625/trl0806252336013-n1.htm

日弁連は「昨年は最終的になんとかほぼ全員が就職できたが今年はより厳しい状況。就職への働き掛けを強めたい」としている。

就職難の修習生が増えているようですが、最近の私は、なぜか仕事が増え、平日は深夜まで、土日も返上して働いているような状態になってしまっているので、まだ元気なうちに事務所や執務の態勢を見直し、強化する必要があると考え、検討しているところです。ただ、若手弁護士といった、有為な人材を雇用するほど立派な事務所ではないため、残念ながら、上記の記事にあるような「就職」へのご協力はできそうにありません。
近日中に、事務職員募集は行う可能性があり、その際は、本ブログで告知することも考えています。

パナソニックへの社名変更を了承 松下電器の株主総会

http://www.asahi.com/business/update/0626/OSK200806260037.html

松下幸之助氏が、松下電気器具製作所を設立して今年で90周年。「経営の神様」といわれた創業者の名前が社名から姿を消す。

こういった流れは、必要であり、またやむをえないということは、頭で理解できますが、松下幸之助氏の生前の姿、言葉、それらから感じられる人格といったことを記憶し、一代にして巨大な総合電機メーカーを築き上げ、多額の私財をなげうって松下政経塾を創設するなど、今時の「IT長者」等が及びもつかない、その偉大な業績を思うと、寂しさというものを禁じ得ません。
しかし、松下幸之助氏が存命であれば、おそらく、自分の名前にこだわることなく、真っ先にこのような動きに賛成したものと思います。
社名から名前が消えても、松下幸之助氏が残したものは、今後も脈々と受け継がれるべきでしょう。