肺がん告白し、休業宣言=「打ち勝ち、戻ってきたい」−報道番組冒頭で筑紫氏

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070515-00000001-jij-soci

初期の肺ガン、ということですが、早期の治癒、復帰を期待したいと思います。
ただ、71歳という年齢もあり、復帰できても、従来のような形でメインキャスターとして出っぱなし、というのは難しいのではないかと思います。TBSとしても、後継者探しは急務でしょう。

東京地検、取り調べのDVD映像を証拠申請

http://www.asahi.com/national/update/0514/TKY200705140404.html

関係者によると、15日から審理が始まる殺人罪について、争点などを絞り込む公判前整理手続きが今月に入って行われた。検察側はこの中で、共犯として起訴された男性を検察官が取り調べた状況を録音・録画したDVDについて、証拠申請する用意があることを示したという。
DVDは20〜30分程度で、既に証拠として開示されており、男性の供述の任意性、信用性を補強する内容だという。

「証拠採用されれば日本の刑事裁判史上初めてのケースとなる。」ということですが、今後は、こういった事例が増え、徐々に、全面的な(警察も含めた)取調べの録画・録音制度へと進んで行く可能性が高いと思います。
検察庁が、時代の大きな流れに抗しきれなくなった、ということでしょう。
今後は、供述調書をとることなく、取調べ状況を録画・録音したDVD等そのものを証拠とする、といった運用や、それを可能にする証拠法の整備、ということも検討される可能性があると思います。

「警官に殴られた」被疑者ノートを大阪地裁が証拠採用

http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20070514p102.htm

「髪を持って引きずられ、土下座の姿勢で靴で頭を10回、顔を1回けられ、唇が切れてはれた」「あごを裏拳で10回殴られた。脱いだ靴で頭を5回殴られた」
状況をノートに書かせ、顔などを撮影した写真と一緒に添付し証拠保全を地裁に請求。地裁は請求を認め、改めてけがの様子を撮影するなどの検証を行った。

裁判所による証拠保全が迅速に行われたことが、このような結果になる上で大きかったのではないかと思います。
この種の問題が発生した場合は、積極的に活用すべき制度であると言えるでしょう。
昔から、裁判所が宣告する刑は、東京では求刑の8掛け、大阪では求刑の6掛け、その差は警察でやられている分で、裁判所が、かわいそうに思って引いてくれている、という話がありますが、上記のような事件に接すると、冗談とばかりは言っていられなくなります。

新司法試験が本格始動 「未修者」3年コース組が初受験

http://www.asahi.com/national/update/0515/TKY200705150037.html

合格率は39〜47%程度となる見込みで、48%だった昨年を上回る難関になりそうだ。

昨年を上回っている、という相対的な意味では「難関」かもしれませんが、合格率が上記の程度の試験は、試験としては「難関」とは言えないでしょう。仮に合格率39パーセントとしても、100人中、39人は合格できます。これくらい合格できる試験であれば、私の、重くて暗い大学生活も、かなり明るく楽しいものになっていたと思います。
今回の試験の結果で、各法科大学院に対する評価は決定的なものとなり、「負け組」は世間からも入学希望者からも見放され、消滅して行くことになるでしょう。

痴漢で東大大学院教授逮捕=JR山手線車内−警視庁

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070515-00000088-jij-soci

教授は11日午後6時すぎ、山手線渋谷〜新宿駅間の電車内で、女性会社員(20)の尻を触った。女性が新宿駅ホームで、駅員に同教授を引き渡した。同教授は13日に釈放された。 

インターネット上で検索してみると、研究者としてはなかなか優秀な方のようですが、自分自身の欲望をコントロールし違法行為に及ばない、という点での優秀さには欠けるものがあったようですね。

http://www.asahi.com/national/update/0515/TKY200705150196.html

では、

「好みの女性だった」と容疑を認め、

とありますが、いかにも痴漢らしい、わかりやすい動機だと思います。これまでにも、好みの女性であれば痴漢をしてきたか、という余罪部分も、おそらく聞かれていることと思います。
痴漢に憲法を教えてもらっていた学生の人々もショックでしょう。

追記:

この種の事件で、余罪として独立に立件可能かどうかはともかく、常習性の有無等を明らかにするため、同種余罪について取調べを行うのは、ごく一般的な捜査であり、特別なことではありません。
それと、痴漢冤罪を結び付けるのは、飛躍、こじつけも過ぎると言うべきでしょう。
他人のメンタリティを云々する前に、自分の無知を自覚するべきでしょうね。>下記のコメントをした方