死刑執行、その瞬間は…元刑務官が激白(中)

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_04/t2007040321.html

「両手両足の錠は、ばたついて見苦しくならないための措置。ロープの結び目を首の横にするのは落下後、後ろに回って、顔が正面を向くよう計算している」という。
ボタンを押すタイミングも「言い残したいことは?」との問いかけに答え終わってから。途中だと舌をかみ、口から血を流して見苦しくなるからだという。
装置は毎月、作動を確認。砂袋で事前に強度も確認され、床板が落ちなかった場合のために非常用ハンドルもある。実際、刑務官の1人がボタンを押さず、使用されたケースもあった。

死刑執行について、ここまで具体的に語られるのは珍しいでしょう。死刑執行には検察官も立ち会うことになっていて、私は、そういう機会がないまま退職しましたが、立ち会った人が、執行後、かなり憔悴していたという話は聞いたことがあります。
執行する側にとっても、気が重い、辛い業務ということでしょう。そこから、何を読み取るかは、各自の判断だと思います。

「月刊警察時報休刊」

http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20070403/1175561696

私は、警察時報は買ったことがなく、最近、「捜査研究」は定期購入しています(あまり読んでいませんが)。
捜査関係者は、皆、忙しくて、雑誌等を読んでいる暇がない、という状態だと思います。この種の紙媒体で営業的に成功(利益まででなくても収支トントン程度)まで持ち込むのは、かなり難しいでしょう。
例えば、会員制(有料)でインターネットのサイトを運営し(基本的な売上は会費で確保)、過去の記事(手がけている事件の関係でそういった記事を見てみたい、ということはよくあります)もダウンロードできる、といったサービスを提供してもらえれば、少なくとも私としてはありがたいところです。

北方3女性連続殺人事件

http://www.nishinippon.co.jp/news/wordbox/display/4796/

地元の西日本新聞のニュースだけに、掘り下げ方がなかなか良いと思います。

高裁判決は捜査批判の連続だった。連続24日、1日最長15時間21分。深夜まで及んだ任意の取り調べを「令状主義を甚だしく逸脱する違法性の高い捜査」と糾弾し、自白上申書を証拠不採用とした。幹部は「検察の主張が受け入れられず、残念」と強がるのが精いっぱいだった。

これだけ批判されながら、今でも、

石田耕一刑事部長らは「遺族には申し訳ない」と話した。だが、高裁判決で取り調べの違法性などを指摘された捜査の在り方を問われると「適正だった」と強気の姿勢を崩さなかった。

という状態の佐賀県警は、警察として何か決定的なところで間違っているように思えてなりません。反省がないところに改善も進歩もないでしょう。真相が解明されず、真犯人も処罰されず、被害者も浮かばれず遺族も納得できない、という状態の中で、何の反省もせず、この程度のお粗末な捜査能力で、今後、佐賀の治安は守れるのでしょうか。警察庁に、「落ちこぼれ要注意警察リスト」といったものがあれば、佐賀県警は冒頭に記載されている可能性が高いでしょう。
こういう警察に頼るしかない佐賀県民は、本当に不幸と言うしかありません。自警団でも作って自衛するしかないかもしれません。

森タワー51階で煙充満=200人避難、けが人なし−六本木ヒルズ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070404-00000121-jij-soci

51階のエレベーター機械室にあるモーターの過熱が原因で、煙が出たとみられる。50、51階のエレベーターホールで白煙が立ち込めたという。

51階は、全体が六本木ヒルズクラブですね。
午後6時5分ころに119番通報があったとのことですが、ちょうどそのころ、ある事で、私は六本木ヒルズクラブに電話して、対応の悪い係員に、ちょっとした苦情を言っていました。
ヒルズ族」が複数起訴され、実刑判決を宣告される人も出たり、東京ミッドタウンがオープンして人の流れもミッドタウンへと動く中、落ち目の六本木ヒルズを象徴するような事故だったように思います。怪我人がなくて良かったですね。
避難した人のブログ

http://blog.so-net.ne.jp/arkangel/2007-04-04-2

によると、49階から2階まで(!)階段を降りて避難したようですが、こういった超高層ビルにおける事故や災害の恐怖を感じます。

示談か地獄か…支払い強要の弁護士、6か月の業務停止

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070404ic23.htm

弁護士は2004年3月、女性の依頼人から婚約解消を巡る損害賠償についての相談を受け、相手の男性や父親に、「示談に応じるのか地獄に落ちるのか」「悪者はあらゆる手段を使ってこの世から抹殺します」と書いた文書を送付するなどし、約1300万円の示談金を支払うよう強要した。

弁護士を恐喝未遂容疑で書類送検岡山地検起訴猶予とした上で、懲戒請求していた。

ここまで書けば、起訴されれば恐喝未遂罪で有罪になる可能性が高いでしょう。なぜ起訴猶予になったのかはわかりませんが、弁護士だから甘くしたのであれば、それは間違いであり、きちんと起訴してけじめをつける、ということも検討すべきではなかったか、と感じます(ただ、示談成立など、いろいろな事情があったのかもしれず、この処分の当否はにわかに論じられないものがあります)。
時々、無茶苦茶なことを書いた内容証明郵便などを送る弁護士がいますが、やり過ぎれば民事上だけでなく刑事上も違法という評価を受ける可能性は十分あり、投函したり郵便局へ持って行ったりする前に、冷静な気持ちで読み直してみる必要があるでしょう。

今治(愛媛県)で新人弁護士を募集する事務所

http://shimanami.way-nifty.com/

ボツネタのコメント欄に、上記URLが貼り付けてあり、読んだところ、なかなか意欲的な新人募集とお見受けしましたので、勝手に紹介させていただきました。
私が勤務したことがあるのは徳島で、今治は何度か行ったことがある程度ですが、風光明媚で、仕事をするにも暮らすにも良いところではないかと思います。本四架橋で尾道にも手軽に行けるので、広島出身の私は、かなり前ですが、尾道今治の中間あたりのどこかの島にでも住んで、弁護士法人を設立した上、尾道今治の両方に事務所を置いて弁護士業務をやろうかと考えたことがありました(今はもう無理ですが)。尾道も、言うまでもなく歴史や自然に恵まれた良いところです。