関東大震災後:警察署長の朝鮮人保護を記した回顧録発見

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050703k0000m040137000c.html

大川署長は「その話は根も葉もないデマ」と断言。「保護した朝鮮人の所持品検査をしたが、小刀一つなかった。収容後も従順で、握り飯に感謝し涙を流している。一度警察の手を離れたら、たちまち全部虐殺されてしまう。収容人員が増えても方針は変わらない」と譲らなかった。

各所で虐殺事件が発生している中でのことであり、極めて緊迫した状況であったことは容易に推察できます。
戦前の警察というと、とかく負の側面に目が行きがちですが、この署長のように、自らの危険も顧みず、職務を全うして人命保護に努めた警察官がいたことは、記憶にとどめられるべきでしょう。

PCデータ移動、消去 道路公団、文書も廃棄

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=soci&NWID=2005070201005422

関係者によると、国発注の橋梁工事をめぐる談合事件が告発された5月下旬ごろから、道路公団は「オフィスクリーン週間」を設け、各部署で大量の文書がシュレッダーにかけられた。同時にパソコンに残っている文書やデータをフロッピーなどに移して持ち帰ったり、消したりする職員が相次いだという。

この種の事件ではありがちなことですが、談合に関与した人間をこの世から抹殺するくらいまでやらないと(そこまで徹底してやることもできないでしょうね、罪も格段に重くなります)、所詮、中途半端な罪証隠滅にしかならないでしょう。

(証拠隠滅等)
第104条 他人の刑事事件に関する証拠を隠滅し、偽造し、若しくは変造し、又は偽造若しくは変造の証拠を使用した者は、2年以下の懲役又は20万円以下の罰金に処する。

身に覚えがある職員は、身の回りの整理でもして「小菅へのお招き」を覚悟しておいたほうが良いかもしれません。
特に若手の弁護士の場合(ベテランは断り方がうまいものです)、証拠品を預かってくれとか、どこかへ移動してくれ、といった依頼を受けて片棒を担ぐようなことをしてしまいがちですが、うまく断るのも仕事のうちなので、断り方も研究しておく必要があるでしょう。