前橋市で36.1度 熱中症や水難事故、各地で

http://www.asahi.com/national/update/0626/TKY200506260203.html

熱中症の被害では、群馬県高崎市で屋外作業していた60歳代の男性が意識不明の状態に。東京都板橋区でも60歳代とみられる男性が重篤の症状。また、千葉県富里市で開かれた「スイカロードレース大会」の走者6人が不調を訴えて病院に運ばれたほか、各地で運動中に体調不良を訴え、病院に運ばれるなどした人が相次いだ。

私は、高校まで野球をやっていましたが(硬式野球で、結構本格的でした)、夏は、暑くてきつかった思い出が強烈です。その当時は、運動中に水分を取るな、といった、誤った指導が行われていて、余計にきつかったのを覚えています。
運動する人は、どうしても「頑張らなくては」という意識が働きがちですが、水分を十分に補給し、無理せず頑張りすぎないという意識も持っておいたほうが良いでしょう。

ゲーム業界:「有害」ソフト、未成年への販売を自主規制へ

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050627k0000m040039000c.html

「自主」が、本来の意味での「自主」であれば良いのですが、「有害」情報を巡る最近の流れは、

1 国が強く規制の方針を示し、国ができない場合は地方自治体がそういった動きを示す
2 上記のような動きが進みつつ、「業界」に圧力がかかる
3 外部からの規制を回避するため、「自主」規制を余儀なくされる

といったものになることが多く、結果的に権力による「検閲」が行われるのと同様の効果が上がる、というのが常態化しつつあるのではないかと思います。
「有害」概念がどんどん拡大される恐れを考えれば、こういった動きが表現の自由に対する重大な脅威になり得ることが理解できるでしょう。

実名でのネット活用促す 総務省「悪の温床」化防止

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050627-00000032-kyodo-bus_all

国内のネット人口は増加する一方だが、匿名性が高いために自殺サイトの増殖や爆弾の作製方法がネットに公開されるなど、犯罪につながる有害情報があふれている。総務省はそうしたマイナス面を排除し、ネットを経済社会の発展につなげていくためには、実名でのネット使用を推進し、信頼性を高めることが不可欠と判断した。

私自身の「匿名性」に関する考え方は、本ブログで既に明らかにしている通りで、現時点で、特に付け加えることもありませんが、総務省が旗を振ってこのようなことをして、どれほどの意味があるのかと、非常に懐疑的になりますね。
「悪の温床」などと言っていますが、利用しやすいものは悪用もされやすい、ということに尽き、悪用されやすさを制限することは、同時に、利用しやすさを制限することになります。
この記事では、「匿名性が低いとされるブログ」などと間抜けなことを言っていますが、ブログ上での発言に「実名」を義務づけたりすれば、現在の爆発的なブログ人気は望むべくもないでしょう。また、内容も、実名で書ける当たり障りのないものにとどまって、おもしろくもおかしくもない、というものになりかねないと思います。
本当に、こういった取り組みを本気でやりたいのであれば、全世界的に、同時に行わないと、総務省が「悪の温床」などと言っているものが(私は「悪の温床」とは思っていませんが)国外へ広く拡散して行くだけのことでしょう(元々国外にあるかもしれません)。
有害情報に対する取り組みにしても、この記事にある匿名性の制限にしても、総務省がインターネットについて思い描いているビジョンが不明で、インターネットに無知な政治家に突っつかれて、場当たり的に、その場しのぎの施策を打ち出しているとしか見えません。
この記事は共同通信配信ですが、インターネットに対して無知(「匿名性が低いとされるブログ」などと書くこと自体が無知そのものでしょう)のまま、総務省からもらった情報を世間に垂れ流している暇があったら、匿名性についてきちんと考えるべきでしょう。汐留の小綺麗な建物に入って浮かれているうちに、世間の姿が見えなくなってるんじゃないですか?>共同通信

大音量で近隣迷惑の被告、初公判で無罪主張

http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20050627i305.htm

今朝、出かける前にワイドショー番組を見ていたところ、被害者が撮影した、この被告人の映像が出ていて、布団を叩きながら、ものすごい迫力で怒鳴りまくっており、底知れぬパワーを感じました。
有罪かどうかは、今後の公判で粛々と決せられるはずですが、あのパワーを世のため人のために使う方法があれば、是非使ってほしいものだと思いました。

日航機墜落事故:山守、脳梗塞で倒れる 遺族ら回復祈る

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20050627k0000e040015000c.html

登山道に手すりを作り、小川に橋をかけ、草むしりや道の舗装を続けた。高齢の遺族を背負って登ったり、登山できない遺族に代わって墓標に花を手向けたりもした。毎月12日の月命日を含め、登山回数は月平均4〜5回。この19年間に遺族と交わした手紙は1000通以上になる。

こういうことは、口で言うのは簡単ですが、実際にやるとなると、なかなかできるものではありません。あの山に、遺族を背負って登るだけでも、大変な労力でしょう。本当に頭が下がります。
損得だけで世の中が動いているわけではないことを、改めて実感させられます。