「どうする家康」最終回12・3% 全話平均11・2%は大河歴代ワースト2位も“新しい大河”へ数々挑戦

「どうする家康」最終回12・3% 全話平均11・2%は大河歴代ワースト2位も“新しい大河”へ数々挑戦(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

視聴率は苦戦したものの、新しい徳川家康像をはじめとした新解釈の作劇やデジタル技術「バーチャルプロダクション」を本格導入した撮影手法など“新しい大河”への挑戦には一定の評価があった。

私の場合、最近は大河ドラマを見ながら関連する本を読んでいく、というやり方で、ドラマは所詮、ドラマですから、あまりこだわりすぎても仕方がないだろうという感覚で観ています。「どうする家康」は、例えば築山事件が、平和を願った築山殿の挫折、悲劇という、史実に照らすとあり得ない設定になっていたり(実際は、松平信康とともに武田方と結んで徳川家を生き延びさせようとした内通が露見した上でのことと見るべきでしょう)、違和感を感じた点もあったものの、全体としてそれなりにそつなくまとめていたという印象を受けています。

テレビドラマ自体が苦戦している現状ですから、大河ドラマだけが高視聴率というのも無理な話ですが、今後も、史実を尊重しつつもおもしろい、良質なものを作ってほしいと思います。それが成功すれば、見るも無惨な視聴率にはならないでしょう。