iPhoneを追撃するPixelの「爆発的ヒット」、Androidビジネスの勢いに拍車をかけるのか

iPhoneを追撃するPixelの「爆発的ヒット」、Androidビジネスの勢いに拍車をかけるのか 連載:石野純也のモバイル最前線|Seizo Trend

グーグルは18年にHTCのPixel部門を約11億ドルで買収し、ハードウェアの開発部門を、自社に取り込んでいる。
Pixelの開発が加速したのも、その後のことである。21年には、スマホの頭脳とも言えるチップセットの自社設計にも舵を切り、「Pixel 6/6 Pro」に「Tensor」を採用した。
以降のPixelは、いずれもチップセットは自社製のTensorを継続して搭載しており、上記のPixel 8/8 Proでは最新の「Tensor G3」にアップグレードされている。

記事にもあるように、以前は外注に出していたものを自社で全て製造できるようになり、iPhoneの手法を取り入れた格好になって、魅力的な製品をコンスタントに打ち出せる状態になったと言えるでしょう。

そういった手法を採っても、昔と違い現在は、Android陣営も寡占化していて、サムスンなど各社は独自性を発揮しつつ製造、販売を展開していて、Googleがそのような手法を採っても他社を圧迫せずに済むようになった面もあるように思います。

Androidの何を選択するか、なかなか悩ましいところですが、選択に悩める選択肢の多さがAndroidの魅力でもあるでしょう。