廃業予定だった書店、覆したのは子どもの「やめないで」 営業継続を決意した店主に聞く、地域の文化を守る思い

廃業予定だった書店、覆したのは子どもの「やめないで」 営業継続を決意した店主に聞く、地域の文化を守る思い(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース

天野さん やはり常連の方からは「残念です」というお言葉を多くいただきました。でも、漫画本をお小遣いで買いに来た小学生に「やめるんだよ」と話したところ、すごく残念そうに「やめないで」と言われたんです。その悲しそうな表情を見たときに、この子は自転車しか移動手段もないのだろう、ネットもまだ使えないのだろうと思ったのです。廃業に際して大人のお客様のお言葉は心配やねぎらいでありがたっかたのですが、小学生の本当に残念そうな表情を見て、この子から楽しみを奪うのかと思うと涙が出てきました。

私も、Amazonを多用しつつ書店にも時々行きますが、書店で並んだ本を見ていると様々な、ネットでは得られない、得にくい発見があり、書店(リアル書店)というのはいくらネットが便利になっても存在価値があると考えています。特に、記事にもあるように、子供にとっては、身近な書店で本に親しみ本が好きになっていく、そういう貴重な場でもあるでしょう。

単に書店が大変だ大変だで終わらせるのではなく、社会として、具体的な支援、例えば書店関係の税金を安くするとか補助金を出すなど、お金を出せば良いというものではないですが、具体的な支援をしていく必要性を感じます。

本を読む人生、読まない人生、比べれば前者がより実りあるものになりやすいでしょう。そういう環境作りは大切だと思います。