安倍氏国葬の費用「2億円弱が指標」と内閣府 野党ヒアリング詳報

安倍氏国葬の費用「2億円弱が指標」と内閣府 野党ヒアリング詳報(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 富永健嗣・内閣府国葬儀事務局参事官 理由に関しては、7月14日に岸田(文雄)総理の記者会見で説明がございまして、(安倍元首相が)憲政史上最長の在任期間であるとか、選挙期間中に非業の死を遂げられたとか、東日本大震災からの復興などの功績、諸外国からも弔意が寄せられてそれに応える必要がある、ということでございます。法的根拠ですけれども、そもそもこの儀式を行うことについては、行政の作用の範囲内と考えております。予算の規模についても検討中でございます。

私が疑問に感じるのは、例えば中曽根元首相は、在任期間が戦後の首相の中では長く、また、評価は分かれるにしても、戦後政治の総決算を唱え米国との関係を強化するなど、首相として一時代を画し相当な業績を上げた、にもかかわらず、国葬は行われませんでした。

安倍元首相には国葬を行い、中曽根元首相には行わなかった、それがどこで区別されるのか、私には全くわかりませんし、中曽根元首相のご遺族、支持者等にも大変失礼なのではないでしょうか。あなたには国葬をもって送るに値するものがなかったと言っているに等しいでしょう。

単純な感情の流れで、特定の人物へ特別な扱いをすることは、それと同時に、そういう扱いがされてもおかしくなかったがされなかった人々への、人々の思いを踏みにじるようなことになる、そういうこともきちんと考えていくのが正しい行政なのではないか。

単純に反対するというより、そういう疑問を私は感じています。