米、日本に対ロ制裁の検討要求 ウクライナ巡り、対応留保

米、日本に対ロ制裁の検討要求 ウクライナ巡り、対応留保(共同通信) - Yahoo!ニュース

日本は米側に対応を留保している。制裁方針を打ち出せば、北方領土交渉を含め停滞する日ロ関係がさらに悪化しかねないとの懸念がある。

例えば、現状で中台関係が緊張の度合いを強め、数年内に中国が台湾に侵攻する可能性も取り沙汰されていますが、そのような状況で、日本が台湾、米国側に立つ態度を鮮明にすれば、日中関係の悪化は必定でしょう。

また、北朝鮮に拉致された人々の奪還は最重要課題ですが、日本が米国側に立って北朝鮮との関係が冷え切ったままである限り、奪還はかなり厳しい状況になってしまいます。

アジアの一国として、近隣諸国と様々な関係を取り結ぶ上で、単に、日米同盟バンザイを唱えているだけでは、様々な局面で行き詰まる、そのような状態にある日本がそのままで良いのかという問題意識に基づいて、大きな国の進路を考えていくことが、今こそ求められているという気がします。

それこそ政治の役割だと思いますが、この国の政治にそれを期待するのは、残念ながら無理そうです。