「矢野論文」が引き金、バラマキ論争の結末は?【政界Web】

「矢野論文」が引き金、バラマキ論争の結末は?【政界Web】(時事通信) - Yahoo!ニュース

財務省の矢野康治事務次官による文芸春秋11月号への寄稿は、大きな反響を呼んだ。財政再建に逆行する政治状況に現役次官が直言する内容から、「矢野論文」の名であっという間に拡散。情報番組などを通じ、お茶の間も「バラマキ」論争に巻き込んだ。しかし、11月に決定した政府の経済対策は、相変わらずの国債頼みで、50兆円超の規模に達した。

今は新型コロナウイルスの影響下にある非常時ですから、財政出動を積極的に行うことはやむを得ませんが、赤字国債へ依存しすぎあ赤字がとめどなく増えていく状態は、どこかで歯止めをかけ財政健全化へ向けて舵を切るべきでしょう。将来にツケを回し、未来の日本人に多大な借金を背負わすことが正しい方策とは思えませんし、未来が来る前に国家財政が破綻する、その恐れも考慮すべきでしょう。

現状では、政治は目先の選挙に目を奪われバラマキ合戦にうつつを抜かし、国家の長期的な在り方を、責任を持って考え実行する人が、そういう機能が失われていることが大きな問題だと思います。

今後の日本の、日本社会の在り方を、もっと正面から考えていく必要があるでしょう。