「オー・ヘンリー傑作集1・2」

 

 

オー・ヘンリーの作品は、有名なものは読んだことがあるものの、まとまって読んだことはなかったところ、上記の、表紙がゴッホの絵の傑作集が出ているのを知り、読んでみました。

賢者の贈り物、最後のひと葉といった、読んだことがある著名な作品も改めて読んで味があって良かったのですが、読んだことがなかったものも、意外な結末だったり、ひねりが効いていたりと、どれもおもしろく、オー・ヘンリーの魅力を存分に味わうことができました。

私が昔から好きなのは、「救われた改心」(いろいろな訳があり「取り戻された改心」としているものもあります)で、社会に出てから、犯罪やそれに関係する人と接する機会が多かったこともあり、自らも服役経験があるオー・ヘンリーの経験も生かされた名作であると感じています。