八角理事長、“奇策”の白鵬に苦言「優勝回数の多い横綱がああいうことをしてはいけない」

八角理事長、“奇策”の白鵬に苦言「優勝回数の多い横綱がああいうことをしてはいけない」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

日本相撲協会八角理事長(元横綱北勝海)は、史上最多44度の優勝を誇る横綱白鵬(宮城野)に対し、「普通、奇襲は弱い者がやるもの。優勝回数の多い横綱がああいうことをしてはいけない」と苦言を呈した。白鵬はこの日、結びの大関正代時津風)戦の立ち合いで、仕切り線から土俵際まで下がった“奇策”を敢行。

私は、忙しいこともあって大相撲はなかなか見られないのですが、格闘技の中では、技も多くおもしろくて見る価値があると感じていて、リタイアするなどして暇になったら、じっくり見たいと考えています。

ただ、スポーツなのか、伝統芸能なのか、曖昧なところはあまり好感を持っていなくて、近代スポーツとして発達すべきであって、伝統芸能的な要素は、ゼロにはできないとしても、見直して合意化すべきという感覚です。

そういう観点では、横綱だろうと幕下力士だろうと、勝つためにルールの範囲内で様々な手を打つのは当然のことで、奇襲は弱いものがやるとか、横綱は奇襲してはいけない、といった意見には賛成できません。

アジア・太平洋戦争中も、海軍が、真珠湾作戦後に帰還中の機動部隊が島嶼部の敵基地を攻撃することを、横綱が買った帰りに八百屋で野菜を買うようなものだ(記憶だけで書いているのでちょっと表現が違うかもしれませんが)と言ってやらなかったり、商船団を攻撃することを、武士が丸腰の証人を攻撃するようなものだと言ってやらなかったり、といったことがありましたが、戦いの中であらゆる方法を駆使して勝利を目指すのが当然、ということを、様々な雑念で迷走してしまうカルチャーがあるのかもしれません。