「朝日新聞出版・毎日新聞の記者、ワクチン接種で虚偽予約」岸防衛相が抗議の意向

「朝日新聞出版・毎日新聞の記者、ワクチン接種で虚偽予約」岸防衛相が抗議の意向(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

防衛省によると、予約には専用サイトに接種券番号や生年月日などの入力が必要だが、架空の番号でも予約可能な状態になっているという。 

岸氏は「不正な手段によって予約することは、貴重なワクチンを無駄にしかねない悪質な行為」と述べ、虚偽予約をしないよう呼びかけた。悪質なケースには法的措置も検討する。

 刑法で、電磁的記録不正作出・供用罪というのがあって、

第百六十一条の二 人の事務処理を誤らせる目的で、その事務処理の用に供する権利、義務又は事実証明に関する電磁的記録を不正に作った者は、五年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
 前項の罪が公務所又は公務員により作られるべき電磁的記録に係るときは、十年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
 不正に作られた権利、義務又は事実証明に関する電磁的記録を、第一項の目的で、人の事務処理の用に供した者は、その電磁的記録を不正に作った者と同一の刑に処する。
 前項の罪の未遂は、罰する。

 という規定なのですが、上記の行為は、取材目的とはいえ、虚偽の情報を書き込んで電

磁的記録を作成することになりますから、電磁的記録不正作出・供用罪に該当する可能

で意があるでしょう。

「人の事務処理を誤らせる目的」が、取材目的ですから微妙ですが、虚偽情報を入力すれば事務処理に誤りが生じることは考えられ未必的な目的は認定できる、と見られる可能性はあると思います。

 取材の在り方として妥当なのか、やや微妙さがあると言えるかもしれません。