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スティーブ・ジョブズ氏は、1996年にAppleに復帰して少し経った頃に、LVMHグループの取締役会長であるベルナール・アルノー氏に連絡してきたそうです。その内容は、Appleの自社ブランドで直営店を持つことについて意見を聞きたい、というものでした。
世界初のApple Storeは2001年5月に、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のグレンデールと、ワシントンD.C.に近いバージニア州マクレーン、それぞれのショッピングモール内にオープンしました。
アップル信者にとっては教会のような場所とも言えるアップルストアですが、製品を手に取って試すことができ、また、アクセサリー類を入手したり修理を頼んだりと、何かと便利な場になっていて、今やアップスストアなくしてアップルは語れないと言っても過言ではないでしょう。
あの唯我独尊なスティーブ・ジョブズが、意外に謙虚になって上記のような相談を持ちかけていたことに、彼のアップルストアに賭ける並々ならぬ思いを感じました。現在のアップルストアの隆盛に至るエピソードとして印象に残りました。
