高裁裁判官、ツイッターに上半身裸の写真投稿 厳重注意

http://digital.asahi.com/articles/ASJ6W51FFJ6WUTIL02B.html

問題とされたのは2014年4月〜16年3月に投稿された3件。上半身裸の写真2枚を投稿したほか、「自分の裸写真とか、白ブリーフ一丁写真とかも、どんどんアップしますね」などと書き込んだ。

裁判官と言っても一国民、一市民ですから、プライベートで自己実現を図り表現行為を行う、その自由は最大限保障される必要があります。その一方で、プライベートな空間にあっても裁判官であることと全く切り離されるわけではありませんから、品位を害したり国民の不信を招くような言動を、特に不特定多数へ向けて行うことについてはやむをえない制約というのものもあると思います。
その意味で、本件はおそらく限界事例で、賛否両論があるところでしょう。私はどちらかというと「否」のほうですが(こういう処分がされることについて、です)、伝統的、今なお支配的な日本、日本人のカルチャー、考え方における裁判官像と上記の記事にあるような裁判官像にズレがあるのも事実であり、今後へ向けて問題を投げかけたことは事実でしょう。裁判官に限らず、公務員、会社員、さらには組織人全般に通じる問題でもあって、自由な社会にいつつも自由に生きることの難しさということも考えさせられます。