http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151101/k10010290651000.html
小説に加え、地下鉄サリン事件や、昭和63年から翌年にかけて埼玉と東京で起きた幼女連続誘拐殺人事件などの裁判を丹念に取材したノンフィクション作品なども次々と発表しました。
私が大学生の頃から司法修習生を経て成り立ての検事の頃に、佐木氏の作品をいくつか読んで、犯罪、刑事事件というものに対する関心がかなり高まったという印象を強く持っています。丹念な取材、傍聴による成果を、リアルな文章力で多くの人に伝えた、その業績は今後も長く読み継がれ人々の中で生き続けることと思います。法廷から出てきて、ちょっと興奮気味で取材に答える姿が思い出されて懐かしいですね。
ご冥福をお祈りします。