PC販売台数、昨年同期に比べて11.8%の低下(Appleはシェアを拡大)

http://jp.techcrunch.com/2015/07/12/20150709pc-market-slips-11-8-percent-in-q2-but-apple-keeps-picking-up-steam/

IDCによると、2015年第2四半期におけるPC出荷台数は前年比でマイナス11.8%となった模様だ。これは市場関係者の予測よりも若干大きな減少幅となっている。IDC曰く、前年の同四半期はWindows XPのサポート停止と重なってPCの売上が伸びたせいもある。

間近に迫ってきたWindows10のリリースで、この流れが反転するかですが、一時的には回復しても、中長期的には徐々に減るのではないかと私は見ています。
やはり、これだけスマートフォンが普及すれば、電話もできオンラインで常にネットにつながっていることもできるスマートフォンに依存し、それがあれば十分、ということになりやすいでしょう。より大画面で使いたいと思えば、タブレットのほうが様々なアプリも使えて便利で、PCで行える作業のかなりの部分はカバーできます。キーボードが使いたければワイヤレスのキーボードも使えて(様々な製品が出ていて選択の幅も広い)、それはタブレットだけでなくスマートフォンでも兼用できますから、スマートフォンタブレット、ワイヤレスのキーボードがあれば、もうPCはなくても済む、という人が、かなりの比率にのぼるでしょう。
私も、元々、PCに依存してきたこともあって、出張、旅行の際はほぼ必ずノートPCを持参していて、最近はSurfacePro3が便利なので専らそれを持ち出しているのですが、では、なければ困るのかというと、iPadAir2があればMSオフィスなども使えますし、何となくいつもの環境がなくて違和感があってもそれなりに済んでしまうだろうという気がしています。いろいろと持っていて、活用するという意味であれこれと使ってはいますが、もし、私が大学に入ったばかりで上京してきて一人暮らし、とりあえずスマートフォンを持ってみようとしている、他には特に何も持っていない、という立場であれば、固定電話は使わずもったいないので設置しませんし、スマートフォンは、タブレットとも兼用できる「ファブレット」(たとえばiPhone6PlusとかNexus6など)にして、安めのワイヤレスキーボードも持っておいてそれで済ませ、より大画面で作業したければタブレット、それでもどうしても不便なことが生じればPC、という流れになると思います。
今後の流れにも注視していきたいですね。