ポストPC時代にタブレットの売上が依然として伸びないのは何故か?

http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/364/364188/

まとめると、iPadの売上が下がっているものの、別のタブレットが代わりに売れているわけではなく、全体的に市場が縮小しているのが特徴といえます。

ただ、どうも気になるのは、筆者の周囲でもiPadを持っている人は多いものの、買い替えたという話はあまり聞かないという点です。

結局のところ、現在のタブレットは大型のスマホにとどまっており、スマホの弱点をうまくカバーすることができていません。WindowsタブレットSurfaceシリーズが、ノートPCとタブレットを1台に集約するという方向性からiPadに挑戦しているのも、こうした状況を踏まえてのものです。

原因をこれと特定するのはなかなか難しいですが、スマートフォンがあればタブレットはなくても済む、という意識、認識が根強くあることや(特に最近では「ファブレット」と呼ばれる大画面のスマートフォンが普及してきていることも拍車をかけているでしょう)、スマートフォンは必須で、それにタブレットまで買うと負担が大きいこと、パソコンでないとまなかねない部分がどうしてもあるので、それならパソコンで済ませてしまおうという流れになりやすいことなど、様々な要因があるように思います。記事でも指摘されているように、タブレットも製品としては成熟化しつつアリ、次々と買い換えて使う製品ではなくなっていることもあると感じられます。
iPhoneを持っているとiPadは割引で買えるとか、まとめて買い換えるとかなりお得になるとか、そういった販売方法の工夫はあっても良いように思いますし、タブレットがあることによってより便利になる、利便性が高まるという、そういう具体像のようなものを、より幅広く人々が持つようにならないと、記事で指摘されている傾向を反転させるのは難しそうな気がします。
私個人としては、タブレットは結構使っているほうなので、割りと早めに買い換えながら、今後も使うだろうと思っています。