http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1504/27/news054.html
DKCの借入金は五十数億円とみられる。元社員の証言では、DKCの売上高はヤフーショッピングでの架空注文により20億円前後水増しされ、24年3月期に100億円を突破した。
こうした偽りの「成長」を評価したある大手銀行は昨年末、数億円を追加融資した。別の大手行は昨秋、シンジケート・ローン(協調融資)を手がけ、多数の地方銀行などが参加している。
これらの資金の多くが使途不明になっているのだ。
ポイントに関する不正が注目されてきましたが、融資にあたり売上を水増ししそこを誤信して融資が行われた、ということになると、その点が詐欺罪として捉えられる可能性が高くなってきます。警察としては、一部を切り取るような中途半端な立件をするのではなく、「流用」についての横領、背任も視野に入れるなどして、全容解明を目指し内偵を進めているのではないかと推測されるものがあります。資金の流れも複雑になっている可能性があり、銀行捜査も徹底して行われているのでしょう。
報道されて数か月がたち、そろそろ、遅くとも今年後半までには、捜査に大きな動きが出るかもしれないと感じさせるものがあります(あくまで印象ですが)。