最高裁が「ビジネス裁判所」 21年メドに新庁舎 知財高裁など移転

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG02H1N_S4A900C1MM8000/

東京・霞が関にある知的財産高裁や東京地裁の担当部門を移転。「ビジネス・コート」と位置づけ、遠隔地の法廷と結ぶテレビ会議などの設備も充実させて訴訟の迅速な処理につなげる。
新庁舎の名称は「東京高地裁中目黒分室」。

霞が関にある東京高裁・地裁の合同庁舎は、確か昭和50年代の半ば頃に新築された記憶で、私が司法試験に合格した昭和61年当時や司法修習生であった平成元年当時は、まだ新築されて10年も経っていない、新しくデラックスな建物でしたが、もはや古くて手狭で、近隣の建物や離れた建物に(錦糸町など)機能が分散してしまっていて、これが、上記の記事のようにさらに分散するとなると、不便でわかりにくく、ちょっと勘弁してほしいという気がします。
裁判所が霞が関になければならないわけでもなく、都内の便利な場所に、大規模な裁判所合同庁舎を建築して、IT機能も充実させて、そこへ全面移転することも積極的に検討すべきではないかと思います。このままでは、裁判所の機能が、あちこちに散り散りばらばらになってしまい、日本の首都にある裁判所として大きな疑問符がつくレベルになりかねないでしょう。