日教組、教研集会全体集会を中止

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080201AT1G0103A01022008.html

会場に予定していたグランドプリンスホテル新高輪(東京・港)の使用契約をプリンスホテル側に一方的に解除され、開催のメドが立たなくなったため。1951年に始まった教研集会の歴史で全体集会が中止に追い込まれたのは初めて。
会場を巡っては、日教組の申し立てに基づき、東京地裁が今年1月、会場使用を認める仮処分を決定し、ホテルが東京高裁に対して行った抗告も棄却されている。集会の自由などを巡る論議を呼びそうだ。

ホテル側にもそれなりに言い分はあると思いますが、主張を尽くした結果としての裁判所の決定に従わない、という姿勢は、コンプライアンスの観点からいかがなものか、という印象を強く受けますね。自分の主張を優先し、司法権に服しない、というホテルが、法治主義を旨とする日本国の、それも首都の中枢において営業を継続していることに対する強い疑問も、当然、生じてくるでしょう。
こういった人や組織が次々と出現すれば、法治主義は根底から崩壊し、日本国は国としての体を為さず、アフリカにあるような「失敗国家」化し、暴力、無秩序、不正義が横行する、暗黒の状態に陥ってしまうでしょう。長きにわたり綿々と続いてきた日本国の歴史も終わりかねません。上記のような姿勢、対応は、正に「暴挙」と言っても過言ではないと思います。
今後、このホテルを利用しようと人は、「日本国の司法権に従わないホテルである」ということを十分念頭に置いて、利用すべきかどうかを、よく考えてみるべきでしょう。