関係改善へ「全力尽くす」=次期駐日大使が抱負―韓国

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140820-00000108-jij-kr

韓国の柳興洙次期駐日大使(76)は20日、ソウルで日本記者団と懇談し、「私は年も取っており私欲はない。両国民が協力していけるように、全力で役割を果たしたい」と抱負を語った。

安倍晋三首相や、中曽根康弘元首相らと親交がある。日本政界との豊富な人脈も買われ、起用されたもようだ。 

こうした、親日派と言ってよい大物の起用に、韓国側の関係改善への意欲を感じるのは、おそらく私だけではないでしょう。日韓の間にはいろいろな問題があり、私自身、日本として正しいと客観的に判断できることは卑屈になることなく毅然として韓国側に伝えつつ関係を取り結ぶべきだとは思いますが、その根底には、友好親善、関係改善への意欲が確固として存在すべきで、些細なことを殊更大げさに取り上げて相手国を難詰するようなことは、韓国だけでなく日本側も避けなければならないとも感じています。
まだ、途中までしか読めていないのですが、

グルー―真の日本の友 (ミネルヴァ日本評伝選)

グルー―真の日本の友 (ミネルヴァ日本評伝選)

を読んでいると、日米開戦時の米国駐日大使であるグルーが、かなわなかったものの開戦阻止へ向けて尽力し、終戦前から戦後にかけて、戦後の日本の在り方について日本の立場を理解した上で日本の国益にかなう役割を果たしたことがよくわかります。そうした存在の重要性を感じつつ、新韓国駐日大使にも、豊富な経験や人脈を生かして、日韓関係の改善のため尽力してほしいと思います。