http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/05/18/kiji/K20140518008185350.html
2人の逮捕容疑は4月6日ごろと同12日ごろ、南青山の女のマンション一室で少量の覚せい剤を所持した疑い。ASKA容疑者宅からは数種類の違法薬物が見つかり、尿からは覚せい剤やMDMAの成分が検出された。
4月中の覚せい剤の所持は、その場にいた別の人物とか、その場にあった覚せい剤の譲渡人、譲受人といった立場の人物が、おそらく警察に逮捕されて、その者の供述や所持していた覚せい剤(あるいは尿中から検出された覚せい剤成分)から、4月中の覚せい剤所持が裏付けられて逮捕状が出た、という経緯でしょうね。
こういった捜査の場合、逮捕状なしで捜索差押許可状だけ持って家宅捜索に入り、そこで被疑者を立ち会わせて捜索中に違法薬物を発見して現行犯逮捕、という手法によることもありますが、警察としては、家宅捜索したものの物が発見できず不発に終わる(その上、捜査自体を批判される)という事態にならないため、慎重に臨み、逮捕状まで取れた状態で、満を持して強制捜査に入った、ということでしょう。過去に、芸能人方に家宅捜索に入ったものの物が出てこなくて、あれこれ言われて黒星扱いされたという、苦い思いをせずに済ませたいという、警察の並々ならぬ意気込みが感じられるような気がします。
複数の薬物を使用するのは、常習性が進んだ者の特徴と言われています(複数の薬物を使用することで、より薬理効果が高まるようです)。今後、どのような処分になるかは捜査の推移を見守るしかありませんが、報道されている、発見、押収された薬物等の証拠品を見ていると、有罪かどうかはともかく、薬物への依存性や常習性が感じられるものがあります。