http://www.j-cast.com/2013/11/09188467.html?p=all
2013年11月6日ごろから、「日本で購入した端末でも海外で現地のSIMカードが使える」という情報が囁かれはじめた。ネットでは「知らんかった。これは良いことを聞いた」「これはイイ!」「そんな動き方するのか知らなかった」と話題になっている。これが事実なら現地の割安なプリペイドSIMカードで、iPad/iPad miniのネット接続ができる。
私の記憶では、初代iPadが出た頃(発売当時だったと思いますが)、日本在住の外国人で、この点についてアップルに文句のメールを送った人がいて、それに対してスティーブ・ジョブズ本人から「海外ではsimフリーだよ」という返信があり、その当時はちょっとした話題になっていましたね。ただ、iPadでは通話できないので、海外で現地のsimを刺して使う、という使い方をする人がそれほどいなくて、何となく忘れられてしまっていたような面があったのでしょう。この点、日本の通信キャリアで売っているiPhoneでは、海外でもsimロックがかかっていることとは事情が異なっています。
こういう状態で、simフリーのiPadを使うメリットは、と言えば、海外での使用ではなく、国内で、国内の通信キャリアのsimを複数入れ替えて使えるとか、格安のMVNOのsimで使える、といったことになるでしょう。ただ、私が今までに見た記事では、ドコモ、AU、ソフトバンクのsimは、simフリーのiPad AirでLTEも含め問題なく使えていましたが、MVNOのsimでは、入れただけでは3GではつながるもののLTEが使えていなくて、これは、構成プロファイルをインストールする、といった方法で可能なのかもしれませんが、慣れていないと、やや敷居が高いという気がします。
使い方や、通信キャリアを通じて買った場合のコストとの比較などを検討の上で、iPadのsimフリーモデルにメリットがあれば買う、ということになると思いますが、「海外で使いたいから」という点のみで見るべきではない(そこは通信キャリアで買っても変わらない)ことには注意しておくべきです。