最近、留学予定の知り合いに教えてあげたのですが、ドコモ等のキャリアで使ってきた番号をそのままの状態で海外へ持っていくと、維持するにも使うにもお金がかかります。
解決策としては、海外ではsimフリーのスマホで現地のsimカードを使うことにして、使っているスマートフォンに日本のIP電話のアプリを入れてアクティブにし、そこに、日本の既存の番号から転送をかけておくと、転送してIP電話の番号への通話料は自分持ちになりますが、国内通話の範囲でおさまるので国際電話よりも大幅に料金は低く抑えられます。転送されてきたら、一旦切ってかけ直したり、IP電話にかけ直してもらうなど、相手や用件に応じて対応していれば、徐々にIP電話の番号も周知されてくるでしょう。
なお、この種のIP電話のアプリダウンロードや設定は、海外ではできない場合があるので、予め日本でsimフリーのスマートフォンを準備してやっておいたほうが確実です。私のお勧めは050Plusです。
あわせて、ドコモ等のキャリアの番号を、 MNP (モバイルナンバーモータビリティ)で安いMVNOの通話・データsimに変えておき、そこからIP電話に転送をかけておくと、日本の番号の維持費が格段に節約できます。使えるデータ量は、日本にいないわけですから最低限度にしておいて、安く抑えておきましょう。
例えば
http://mvno.dmm.com/fee/index.html
では、通話simのライトプランが月額1140円(税別)で、データ通信は低速になりますが、日頃は日本にいないわけですから問題ないはずです。たまに日本に戻ってきたらデータを必要なだけ買って高速通信すれば済みます。この手のMVNOは、現状、山のようにあるので、自分に合ったサービスを選択すれば良いと思います(MNPできること、転送がかけられること、必要に応じてデータを買い増しできることを予め確認しておきましょう)。
留学、駐在が終わって日本に戻ってきたら、MVNOを使い続けるのであればプランが変更できますし、またドコモ等のキャリアに戻りたいのであればMNPして戻ることもできます。その際に解約料がかかることもありますが、割高なキャリアの通信料を何年も払い続けることを考えると、1万円程度の解約料は相対的に安いものです。
留学予定の知人(アメリカへいく予定)にも言ったのですが、アメリカで使うのには、
READY SIM トリプルカットで全SIMサイズ(標準・マイクロ・ナノ)に対応 アメリカ本土、ハワイ、プエルトリコで利用可能(通話+SMS+データ通信2GB、30日間)
- 出版社/メーカー: ZIP SIM
- メディア: Wireless Phone Accessory
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が便利です。昨年、アメリカへ行った際に使ったのですが、速度はそれほど速くないものの(10M弱という感じでしょうか)、アクティベートが簡単で、国内通話ができる番号も振られるので、使いやすく感じました。こうしたプリペイドのsimを予め持っておき、留学先、駐在先の現地でとりあえず使いながら、継続して契約できるポストペイの通信サービスを現地で探す、それまでのつなぎにすると何かと便利だと思います。