天野祐吉さん死去 広告批評の先駆者 80歳

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013102102000221.html

一九七九年に雑誌「広告批評」を創刊し、編集長に。テレビや雑誌の広告表現から時代を読み解く手法で注目を集め、幅広い読者を獲得した。
広告批評百一号からは編集長を島森路子(みちこ)さん=今年四月死去=に譲り、新聞や雑誌のコラム執筆やテレビのコメンテーターとしても活躍。政治からメディア、芸能まで、ユーモラスな辛口批評で親しまれた。

1990年代から10年くらい前まで、テレビでよくお見かけしていたような印象があります。確かに、ユーモラスでありつつも、鋭く、必要に応じて厳しくコメントを発する人で、私は好感を持ちつつ、参考にもしつつ見ていました。「広告」という、様々な商品、サービスを対象にする媒体への関わりを通じて、広く世の中の事象に対する、しっかりとした見識を持つようになった、ということだったのではないかという気がしています。なかなか得難い人材で、こういう人を失うのはとても残念です。
在りし日を思い出しながら、御冥福をお祈りします。