http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141108-00010001-withnews-soci
徳大寺さんは、メーカーの提供を断り自分の買う車は自腹で買いました。50台以上のの車を購入してきました。中にはロールスロイス、フェラーリ、ポルシェなど、超高級車もありました。
自動車を語ることで文明批評になった「間違いだらけのクルマ選び」。ベストセラーを出し続けた徳大寺さんは、自分の買う車についてこう述べていました。「もう欲しい車がなくなること、それが恐怖ですね」
私は、若い頃から車が好き、というか、車に関する情報を読むのが好きで、今でも、コンビニで車関係の雑誌を時々買ったり(最近、買うのは電子版が多くなりましたが)インターネットでその方面の記事が目についたら読んだりするのですが、あの有名な、徳大寺氏の「間違いだらけのクルマ選び」は、最初に出た頃から、時々買って読んでいて、車に関する博識や鋭い見方は随分と勉強になったものでした。
あれだけ有名になると、その気になれば様々な形で車が無償、格安で提供されたはずですが、乗る車を自腹で買っていた、というのは、それだけの経済力があったからとはいえ、見上げたことであり、そういう姿勢が多くの人々により支持されてきたのだろうと感じます。なかなかできないことであり、そういう人がなかなかいなくなってきたな、ということも感じさせられます。
得難い人材が失われたことを惜しみつつ、御冥福をお祈りします。