みずほ銀行ATM停止で阿鼻叫喚 「油断した」「所持金200円しかない」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130629-00000002-jct-soci

みずほ銀行のATMが止まることは、トップページや銀行の張り紙、CMなどで繰り返し告知されてきた。それでも、システムの移行作業で、ATMを含め、すべての オンラインを休止するのは最近ではないことだ。それだけに、油断していた人も多かったのかもしれない。

昭和の終わりに大学へ進学し社会に出た私にとって、現状ATMは、実に便利になったものだということを感じますね。かつては(昭和の終わり頃)、今のように、コンビニにATMが設置されているわけでもなく、銀行以外でのATMも、今よりははるかに少なくて、休日はATMが稼働していなかったため(その後、徐々に稼働するようになりましたが、日曜や祝日、深夜まで稼働、というのはかなり後になってからだと思います)、休みの前には現金を引き出して持っておかねば、と頭の片隅にいつも置いていたものでした。今でも覚えていますが、大学生の当時、金曜日に、現金を引き出さずにいて、週末、所持金が数百円しかなく、かなり困ってしまったことを覚えています(何とか下宿の冷蔵庫内にあるもので食いつないだりして月曜日を迎えましたが)。
都会ではないところへ行くと、かつては、銀行のATMがなかなか見つからず、探し回ったりしたものでしたが、今や、コンビニのATMが使えますから、格段に便利になりました。
こういう便利さに慣れてしまうと、今回のみずほ銀行のように、丸2日余りもATMが停止すると、実に不便、ということになってしまいます。それだけ、慣れというのは怖い面がありますが、元の不便さを知っていれば、そういう状態がしばらく続いても元に戻った、ということで感覚が元に戻せるだろうと思われるものの、便利さしか知らなければ、「元に戻す」わけには行きませんから、不便、という感覚がかなり強くなりそうな気はします。
こう書いていると、かつて、実家の風呂が五右衛門風呂で、家の手伝いで風呂焚きをしていたことを思い出したのですが、これが、くべる木が湿ったりしているとなかなかうまく火がつかず苦労したもので、寒い日には屋外で風呂焚きするのが結構辛かったものでした。今や、スイッチ一つで風呂に入れる、便利な時代ですが、これが五右衛門風呂に逆戻りしても、私は、昔の感覚を割とすぐに取り戻せそうな気がします(数年前に、あるところで暖炉で木を燃やして暖を取る、ということになって昔を思い出してやってみたらうまくできました)。ただ、そういう経験がない人は、できるようになるまで時間がかかるでしょう。
何だかとりとめのない話になりましたが、こういう話をするのも年を取ってきたせいかもしれません。