開発担当は異動…みずほ派閥争いでシステム複雑化

開発担当は異動…みずほ派閥争いでシステム複雑化(産経新聞) - Yahoo!ニュース

旧第一勧業、旧富士、旧日本興業の3行が経営統合して誕生したみずほは主導権争いが続いたとされ、旧行のシステムを併存させる形で平成14年4月に開業。同月と23年3月に大規模なシステム障害を招いた。

これを教訓に4000億円超を投じて新たなシステム「MINORI(みのり)」を令和元年7月に全面稼働させたが、ここでも旧3行の縄張り意識が影を落とす。旧3行が利用していた富士通、日本IBM、日立製作所に加え、NTTデータも携わり、他行に比べて複雑な構造になった。

統合されて何年も経つのに、いまだに縄張り意識にとらわれ、自分自身もマネージできないような複雑な構造のシステムが障害を繰り返し、金融庁の介入を招く。愚かとしか言いようがないですね。

日本人の特性として、小さく閉鎖的な集団に群れ集まってしがみつき、他の小集団と反目、争うということが起きがちですが、そういう島国根性を克服し乗り越えないと、誰しもが明日のみずほ銀行になりかねないということでしょう。

銀行の名前が、瑞穂の国の「みずほ」というのも、どこか象徴的な気がします。